
カウンターシンク(皿穴加工)は、ねじの頭を表面と面一にしたり、隠したりするために用いられる重要な加工です。
この加工は、ねじの頭が収まる穴の上部を円すい状に広げることで行います。
特に平らな面において、見た目と機能の両面でメリットがあります。
美しい外観
ねじを表面と面一にすることで、すっきりと整った、プロフェッショナルな外観になります。
組み立てやすさ
皿穴加工により、ねじの頭が表面から突き出ません。そのため組み立て作業がしやすくなり、取り付ける部品が表面にぴったりと収まります。

荷重の分散
ねじの頭がより広い面で接触するため、荷重が均等に分散されます。その結果、締結部の耐久性が高まります。
+/- 0.40 mmの精度
+1~2日の生産期間
カウンターシンクのガイド
カウンターシンクの設計・製造時に注意すべき重要なポイントをご紹介します。
カウンターシンクのコスト
カウンターシンクは穴1つごとに価格が設定されます。
材料の厚さ
皿穴を規格どおりに加工できるかどうかは、材料の厚さに大きく左右されます。

| メートル皿小ねじ | d1 | d | k | a (角度) | 最小材料厚さ |
| M2 x 0.4 mm | 4 mm | 2 mm | 1.2 mm | 90° | 1 mm |
| M2.5 x 0.45 mm | 5 mm | 2.5 mm | 1.5 mm | 90° | 1.2 mm-1.8 mm |
| M3x0.5 mm | 6 mm | 3 mm | 1.65 mm | 90° | 1.5 mm-2 mm |
| M3.5x0.5 mm | 6.5 mm | 3.5 mm | 1.9 mm | 90° | 1.8 mm-2.2 mm |
| M4x0.7 mm | 8 mm | 4 mm | 2.2 mm | 90° | 2 mm-2.2 mm |
| M5x0.8 mm | 10 mm | 5 mm | 2.5 mm | 90° | 2.5 mm-3 mm |
| M6 x 1 mm | 12 mm | 6 mm | 3 mm | 90° | 3 mm-4 mm |
| M8 x 1.25 mm | 16 mm | 8 mm | 4 mm | 90° | 3.5mm-4.5mm |
皿穴加工に対応する材料
| ABS |
| アクリル |
| アルミニウム |
皿穴の深さと角度の求め方
皿穴の深さは、材料の厚さの60%を超えないようにしてください。超えると、部品の構造的な強度が損なわれるおそれがあります。
ここでいう深さとは、材料の表面(または溝の上端)から溝の底までの距離を指します。
皿穴をこの深さより深くする必要がある場合は、過度な応力がかからないよう、穴同士の間隔を十分にとってください。

穴のサイズ
大きい方の穴径(d1)は、ねじ頭の直径と同じか、わずかに大きくする必要があります。ねじ頭の正確な直径を基準に設計するのが最適です。
下の表で皿穴の寸法例をご覧いただけます。これらの寸法は、ねじメーカーによって多少異なる場合がありますのでご注意ください。

標準的な皿穴サイズ
下の表で、標準ねじに対応する皿穴のサイズをご覧いただけます。これ以外の寸法での皿穴加工も可能です。
| メートル皿小ねじ | d1 | d | k | a (角度) |
| M2 x 0.4 mm | 4 mm | 2 mm | 1.2 mm | 90° |
| M2.5 x 0.45 mm | 5 mm | 2.5 mm | 1.5 mm | 90° |
| M3x0.5 mm | 6 mm | 3 mm | 1.65 mm | 90° |
| M3.5x0.5 mm | 6.5 mm | 3.5 mm | 1.9 mm | 90° |
| M4x0.7 mm | 8 mm | 4 mm | 2.2 mm | 90° |
| M5x0.8 mm | 10 mm | 5 mm | 2.5 mm | 90° |
| M6 x 1 mm | 12 mm | 6 mm | 3 mm | 90° |
| M8 x 1.25 mm | 16 mm | 8 mm | 4 mm | 90° |
完成部品の仕上がりについて
- 表面品質:加工面に小さな傷や油分が残る場合があります。
- 鋭いエッジ:皿穴加工後にバリ取りが必要になる場合があります。
- 塗装の公差:塗装する場合は、塗膜の厚さを考慮して穴の寸法を調整できます。粉体塗装では、厚さが0.15 mm~0.50 mm増えることがあります。

送付前チェックリスト
ご注文を滞りなく処理できるよう、以下の手順を必ずご確認ください。
- 図面形式:
- 2D:.dxf または .dwg
- 3D:.step または .stp
- 縮尺:1:1の縮尺とミリメートル単位を使用してください。
- ファイルの確認:
- すべての図形が閉じた輪郭になっている必要があります。
- 孤立した点、重複した線、空のオブジェクトは削除してください。
- テキストはアウトラインまたはパスに変換してください。
- コーナー半径:CNCで切断する角には、最小1 mmの半径を残す必要があります。
